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日本語教師の方へ 過去の公開研修講座  

第10回 学習者の立場を体験してみよう 

2005年9月25日(土)
講師:吉田昌平氏 横浜国立大学留学生センター教授・言語学博士

    小田切由香子氏 横浜国立大学・成蹊大学非常勤講師

1部 「外国語を学ぶってどんな気持ち?」吉田 昌平氏
2部 「学習者とのコミュニケーションは大丈夫ですか?」小田切由香子氏

研修報告

 日本語教師のための研修講座がJR桜木町駅そばの横浜市市民活動支援センターで9月25日(土)1時30分から開催されました。(会費 \800)20数名の参加者がありました。
 第1部では実際に直接教授法と媒介語を使って学ぶ方法の二通りでアラビア語の授業を受け、外国語を学ぶ学習者の気持ちになりました。参加者全員、初めて学ぶアラビア語に真剣に取り組み、日本語学習者がいかに緊張して勉強しているかなどを実感し理解することが出来ました。直接教授法の長所は媒介語を使った方法の短所であり、反対に短所はもう一方の長所であるということがよくわかりました。従って教師としては、学習者や教室の状況に応じて一方の短所を他方の長所で補う形で指導するのが望ましいというお話でした。
 第2部ではビデオ活動を通じての授業体験をしました。参加者が3〜4名のグループに分かれ、初級前半学習者(約150時間勉強した。「みんなの日本語」を終えたばかりの学習者)になりきりました。一命がビデオを見て、グループの他のメンバーにそれを自分の知っている語彙、文法を駆使して教えるという活動をしました。なかなか初級学習者になりきれず、まだ学習しているはずのない語彙、文法を使ってしまったり、反対にやさしい言葉しか使えず、ビデオの内容を的確に仲間に伝えられなかったりしました。後で、各グループの説明したことを発表し、講師から「語彙のコントロール、文法項目のチェック」などの講評をいただきました。
 限られた時間内に盛り沢山の経験が出来、密度の濃い研修会でした。教えることに一生懸命なあまり、学習者の気持ちになることを忘れないようにと「初心」の大切さを感じました。

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