認定ロゴ地球学校-HOME コラム団体概要お問合せEnglish

地球学校ブログ かなチャリ富士 かにゃお
日本語教師の方へ 過去の公開研修講座  

第6回 シャドウイングの勧め 〜発話を促す新テクニック〜

2003年5月23日(土)
講師:金子 広幸
(日本大学国際部 非常勤講師)

教師と学習者が同時に同じ文章を口にするシャドウイングの有効性が注目されています。その“方法から効果まで”楽しみな講議です。

研修報告

NPO地球学校主催 第6回日本語教師のための公開研修講座が5月24日(土)国際交流ラウンジで開催された。
講師は日本大学本部国際課日本語講座 講師の金子広幸氏。受講生にも参加を求めながら展開した講義は、大変説得力のあるものであった。
今回は発話をうながす新テクニック「シャドウイングの勧め」というテーマが関心を呼んだのか、日本語教師や教師を目指す人など44名の参加があり、講義終了後も活発な質疑応答が行われた。

シャドウイングは社会教育やスポーツの分野で始められ、(1)脳と体を同時に働かせて、技術を習得するという考え方に基づいていること(2)語学教育では発話や会話練習にシャドウイングを応用し、近年では自己学習の方法としても注目を浴びるようになったこと(3)英語の自己学習のシャドウイングのやり方を例にして、シャドウイングの具体的な実施方法などを学習した。

講師が用意した発話練習をしている授業のテープを聞くと、シャドウイングの回数を重ねるごとに、教師と学生の発話が一致していく様子がよく理解できた。
また、講師が読み上げる文(日本語であることだけ事前に知らされた)を受講生全員がシャドウイングする試みが行われたが、言いなれない言葉、聞きなれない言葉(古語:平家物語の原文)であったために、頭と耳と口の神経を集中しても、ついていくのが精一杯であった。しかし、これも練習を重ねるごとに十分な効果が出てくるものと思われた。

シャドウイングを授業に応用する場合は、(1)学習者によく説明し、理解を得ること(2)授業の様子をテープに録音し、復習として聞かせること(3)自分と教師の発話の違いに気付かせることなどが大切であるとのことであった。

戻る