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日本文化探検シリーズ(お茶の巻)

日本文化って何?
それは伝統の中や、鑑賞するものとしてあるだけではなく、私たちの日常の中に溶け込んでいるものなのではないだろうか。それを見つけてみよう。探ってみよう。というスタンスで始めた「日本文化探検シリーズ」の第一弾「お煎茶」。ひそかなお茶ブームとあって、申し込み問い合わせは多数。実際に席を設け、味わう…という内容のため、物理的に人数に限界があり、結果 的には締め切り後はお断りすることとなって、うれしい悲鳴。

講師の田中先生
この道50年という大先達。一部の人達だけのものでなく、もっと広くお茶の楽しみや奥深さを知ってもらいたいという情熱の持ち主。今回は講師料なしで、しかも、長年かけて蒐集してこられた見事なお道具類を惜しげもなく提供してくださった。 会場も殺風景でなくできるだけ雰囲気を出したいということだったので、 こちらで幔幕を張り巡らして野点用の日傘を据えたが、その下に季節の生け花…山取りの藤の花やてっせんなどを見事に生けてくださった。

第一回
「お茶の歴史」「お茶の効能」「お茶の種類」等々の講義の後、先生のお弟子さんによるお煎茶のお手前を拝見。お煎茶とお菓子をいただいた。 講義は大変興味深い内容だったが、外国の方にはちょっと難しすぎたよう。中国から伝わったお茶が日本でどのように発達してきたのかというと…。江戸時代になって時の文化人たちに愛され、やがて庶民に広まっていったこと。茶の湯(抹茶)が権力階級、上流階級の間に広まって、洗練され次第に格式化していったのに対し、煎茶は文化人(芸術家)たちから庶民へとひろまっていったので、生活の中に根づき、今に至っていること等々。知っているようで知らない新しい知識ををたくさん得ることができた。

第二回
「お番茶席」と「玉露席」の二席をやるので、時間が眼いっぱいで 講義は「お茶の種類とおいしい入れ方」といった実際的なことをさらりとやっただけ。 お番茶は目の前で焙じてから入れるので、会場いっぱいに香ばしい お茶の香りがただよい、かわいいお饅頭と一緒に飲む参加者の表情が、幸せそうにほころぶ。 玉露のほうは、誰もが一声は「これがお茶?」 終了後、スタッフもごちそうになったのだが、とろーり甘く、香りも深く 「お茶ってこんなにおいしいものなんだ!」 添えられた彩りもあざやかな和菓子にも、日本の繊細な感性が感じられ お道具もそれぞれが見事。 お茶はお茶だけでなく、書画や、詩歌、工芸、生け花など、他の文化と 一体になって発達してきた…という先生のお話に深く納得。


参加者の声

参加者は第一回は35名。第二回は30名。外国の方も3名参加。年齢は20代から60代まで。男女比は3:7くらい。

「いつも何気なくいれて飲んでいたお茶でしたが、今日のお話を参考に改めてお茶を楽しみたい」
「日本の文化にふれてたいへんよかった。」
「茶道とは違い、もてなしより自分を癒すためのものとして煎茶道が発達したというところに興味を覚えた」

「時間が足りなかった。もっとたっぷり時間をかけてやってほしかった。」
「お煎茶道にとても興味を感じたので、これからお稽古に通いたい」
「とても楽しいひとときで、あっという間の2時間だった」

等々、好意的なものが多かったが、反省点としては、対象を限定せず日本人も外国人もOKというのは、やはり無理がある。言葉の問題もあるが、日本文化に対する知識や感覚に微妙な差があるのは当然で、違ったアプローチを考えるべきだ、ということ。

今回は会場の設営、お茶、お菓子のスムーズな接待、後かたずけ等、多くの人の 協力が必要で、講師の先生サイドからはお弟子さんたち5名と他5名。地球学校からは延べ10人近いスタッフがきびきびと動いてくれたことに感謝。 もちろん、ご自身が無償講演してくださっただけでなく、ダンボール9個にも及ぶ 40人分の茶器、その他お道具類を無償提供してくださった上、全部準備、 荷造りしてくださった先生には大感謝!

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