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コラム おしゃべりコーナー - バックナンバー  

No.159 盛んになっているMOOCの受講

マシュー君  [2014/3/7]

◆アメリカ人のマシューさんはたいへん努力家の青年です。怒涛の勢いで半年間集中し、日本語能力試験N1レベル合格を果たしました。次の目標の[文章]と[会話]に向かって再び地味な努力を始めたところです。皆さまに読んでいただき、感想など応援をお願いしたいと思っています。



 インターネットの世界から生まれたMOOC(ムーク)という受講制度は最近盛んになっている。インターネットで、どの分野でも自分の好みによって新たなスキルや知識が勉強できる。新しい企業もそうだが、大学は毎週授業のビデオや授業の資料もインターネットにアップしている。それに無料で学生として参加でき、自分のスキルアップが計れる。
 MOOCという言葉は「Massive Open Online Course」の頭文字だ。カナダの大学の教授が2008年に初めて使った言葉だ。しかしその前にMOOCのようなもの―様々なビデオサイトで自分の好みに合うビデオを見ること―はもうすでに使われていた。ユーチューブなどのウェブサイトは、人気がある動画の制作者がビデオをアップして、長いシリーズで深い内容までビデオを見ながら勉強できるプログラムを提供している。例えば、料理の作り方やギターの弾き方などだ。これは基本的にMOOCと似ている。しかし、MOOCはもう少し学術的なイメージになろうとしている。
 MOOCに参加するには、自分の意思でインターネットで知りたいことを検索して、大学の受講制度のシステムのように登録する必要がある。企業や大学などの独自のウェブサイトがある一方、両者が連携して、コンテンツをアップしているサイトもある。この授業は大学なら、時々本物の授業とほとんど同時に行われている。そのため、授業のビデオを見たら、宿題も試験もほとんど大学と同じだ。先生は何人ものアシスタントとコンピューターの成績のシステムを使って、受講生数千人に成績を与えることができる。授業が終わったら企業や大学から修了証明書ももらえる。
 弱点としては、MOOCは参加者がいつも多いので、直接先生との話し合いがあまり期待できない。そして、今の段階では制作者によっては不慣れな作り手が多いと理解したほうがいい。もちろん、MOOCは大体無料か低料金で入れるので、大学の単位はほとんどもらえない。
 しかし、反対に大きい長所もある。まずは、自分の仕事や大学でも勉強する機会がない場合は、自分でブラッシュアップできる。それで、次の資格が取れたり、転職もできたりする。また、MOOCの授業によってはマイペースの人に合うと思われる。早く読書できれば、また時間があればビデオをたくさん見て、コースを短縮することもできる。そして、インターネットのコミュニティや受講生のサークルも設立されるので、受講生間のコミュニケーションの場ができ、だれでも参加できる。もう一つの長所は、大学の受講料や資格をとるための料金は高いが、MOOCは現在ほとんど無料となっている点だ。ほとんど無料なので、たくさんのMOOCの受講を試しに登録しても損はない。これでゆっくり自分の道を考えることができる。
 昔は学校内ではどの教師の授業をとったほうがいいか、元学生によってうわさにされる場合があった。この場合面白い現象としては、MOOCの受講制度で先生は何千人もの学生を教えられるチャンスがあり、そしてその先生がすばらしいプレゼンテーションや教え方をすれば、ロックスターのような人になれる。現在の社会では、まだまだ教師はそういう立場になっていないが、みんなの前で立ち上がって尊敬されるようになるだろう。
 年をとると共に勉強することが生涯続く。MOOCの受講は誰でもできる。5歳からでも義務教育より早く数学をインターネットで勉強できる。そして88歳のお祖母さんでも家族のために服を編むコースを取って、パターンも習える。
 未来は、教育制度も現在のより大きく変化する。MOOCはその最初の段階として考えられると思う。



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