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コラム おしゃべりコーナー - バックナンバー  

No.158 「ハッカー」の意味

マシュー君  [2013/3/28]

◆アメリカ人のマシューさんはたいへん努力家の20代の青年です。怒涛の勢いで半年間集中し、日本語能力試験N1レベル合格を果たしました。次の目標の[文章]と[会話]に向かって再び地味な努力を始めたところです。皆さまに読んでいただき、感想など応援をお願いしたいと思っています。




 東京メーカーフェアを訪ねると、いくつもの手作りのプロジェクトが見られる。カーレースの観察カメラのリモコンのロボット、ギターとピアノを混ぜた楽器、体の不自由な人々のための脳波でコントロールできる低価格の車椅子、様々なものが形成できる3Dプリンターなどがある。その創造者は皆、今の言葉では「ハッカー」と呼ばれる。

 元々「ハッカー」は悪い意味しかなかった。最も有名なハッカーは政府のコンピューターのネットワークや銀行のコンピューターに侵入する犯罪者だ。そのハッカーはコンピューターを使って遊び半分でいたずらをやったり、お金のためにある会社のセキュリティーを破って情報などを盗んだりする。

 しかし、最近「ハッカー」という言葉はもっと広い意味になってきた。そのメーカーフェアに出品人もハッカーと呼ばれてきた。なぜなら、その人たちはどんな会社や団体の許可も得ず、勝手に自分の考え通りに電子部品を作っているからだ。インターネットにも、いい意味のハッカーもいる。ソフトウェアの研究者は自分でセキュリティーを研究して、社会のために問題をすっぱ抜く。そして、その問題は大手ソフトウエアの会社、例えばマイクロソフトやグーグルやアップルなどなら、直さなければならないことだと見なされている。同じように銀行のセキュリティーの問題もばらされる。近頃、ハッカーは正規の仕事としても雇われている。

 しかし、良くないハッカーは今も現れている。対ハッカーのためや他国のネットワークに入るため、政府や軍で働いているハッカーもいるから、複雑な事情が数え切れない。例えば、イランの原発の研究プログラムを邪魔することを狙ったウイルスは、おそらく軍のハッカーが作ったウイルスだろうといううわさがあった。その他に、良くない目的ではなくて、ただ「これを直してください」という社会のための目的であっても、突然大きい会社のセキュリティーの問題をばらしたら、その研究者は逮捕される可能性が高い。現在の情報文化社会では、まだハッカーの存在はややこしい問題だろう。



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